2018/2/15太田久美子様テーマ「人を愛して争わず、互いの幸福を願います・・・」

太田久美子様

朝早くからの講話 有難うございました。

守秘義務に縛られながらの講話、やりづらかったと思います。それでも真実に目を背けずの講話を聞かせて頂きました。太田さんの御蔭でA君とB子さんの人生は取りあえずは報われたんですね。本来なら、この世にいないか刑務所に入っているか、もしくは精神病院行きだったのではないかと思います。たまたま悲しい両親の星の下で生まれてきたことで、たった一回の人生を一度は呪う事になってしまった。この人は裏切らないはずなのに、この人だけは私を信じて守ってくれる、変えたくても変えれない親への失望は、ほんとうに辛く悲しい。

私も児童福祉施設出身者の就労支援をする民間企業の一社として、その子達の辛さは私では理解できないほど大きい。ただ私が出来る事と言えば辛く悲しい期間の分だけ無償の愛を注ぐことだけなんだと思います。その子が10年辛い思いしたら、10年間以上は愛し続け共に苦楽を共にしようと決断し雇用の覚悟をしました。あれから5年以上たちますが、その子達からどれだけ素晴らしい事を学ばせて頂いたか!私にとって、とても必要な存在であって、どれだけ私自身を成長させて頂いたかと思うと感謝しかありません。本当に尊く思うのです。今、その子達は必死に生きていますが、どうしても自己中心で物事を考えてしまいがちなんです。でもしょうがないと思うのです、(自分の命を守る=自分の安全=心の安全=自分中心)なんですから、でもそれが、私の覚悟の為所なんですけどね。

しかし、いつかは心の反転によって、自分の存在する意義というのは自分の為だけにあるのではなく、社会の為、他人の為にあるのだということを、薫化をもって感じて頂きたいのです。

 

AloneからAllOne(一人ぼっち)から(すべては一つ)へ

 

他人にしてあげることは自分にしている事とイコールなんだよ。そして、投げかけたもの、それは受け取るものなんだよ、という事をたっぷり時間をかけて教えていきたいと思っています。

太田さんも、各学校で子どたちや時には先生のカウンセリンングを通じて、あばくことで現状対策する事も一つの手だとは思いますが、倫理法人会の心得の中に「人を愛して争わず、互いの幸福を願います」というのが有ります。あばくことが争う事に繋がっていないのか?その結果が互いの幸福につながっているのか?あばこうとする、それ自体の行為に相手は隠そうとすることに拍車をかけているのではないか!それは本末転倒ではないのか?ということを時々考えてしまいます。その答えは私自身まだ出ていませんが、今できる事、倫理法人会として、地域の人々や団体と協力し、地域をよくするための活動をとおして、地域社会の教育力の向上と発展に努めなければいけないのです。

今朝の講話で会員の皆に火が付いたと思います。ただの悲しい一例を聞いただけでなくだから私たちに何ができるのか!何をしなければいけないのか!ということを真剣に話し合い実践にうつしていきたいと思っております。

今日は本当に有難うございました。

 

磐田市倫理法人会  鈴木博久

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