今日の板津さんのお話しは、たった40分ですべてを語るのは難しい事がわかりました。
お父さんのビデオも拝見いたしましたが、その数十年の出来事、思いは簡単に語り切れるものでは無いと感じました。
一人だけ助かったことは奇跡以上の事だと思いますし、その後何度も天候により出撃出来なかった事に関しては、神がかり的なものを感じました。皆さんが感じているように、何かを語り継ぐために、生かされていたのではと・・・。
板津さんは、国の為に犠牲になった人がいたことを世に知らせる使命感を持ち、それを実行し続けました。その重みに耐え、それをし続ける精神力は、すさまじいものだったと思います。あの時代に一人だけ生き残ったことで、自分や他の多くの人に苛まれながらも、その使命感だけで、潰れそうになる自分を奮い立たせながら、実行し続ける姿が目に浮かびます。
なぜ続けることが出来たのか・・・奥さんの存在も大きかったことがビデオでよくわかりました。板津さんは奥さんのことを深く感謝していましたね。とても感動的でした。板津さんの事もそうですが、仕事でも夫婦のつながりがとても大切である事をあらためて感じました。
他には特攻隊の燃料の事をお話しされました。燃料は片道だけ・・・私は完全にそう思っていました。映画の観過ぎでしょうか。満タンにすることの意味があったなんでびっくりしました。
私たち一般の認識とは大きく違う事柄がとても多く存在するのではないかと思います。だからこそ、板津講師のように事実を多くの人に伝え、理解してもらい、後世へ語り続け、記録に残す必要があるのではないかと感じました。
今回は短い時間でしたが、とても興味深いお話が聞けて、参加してよかったと思います。第2弾も是非期待しております。
ありがとうございました。
磐田市倫法人会 広報委員長 佐々雅之