彼は淡々と話し始め、聞いていても暫くは退屈でした。あなり表情を変えず話し続けるのですが、気が付くと内容がとても深いことに気づいたのです。繊維関係での成功や失敗などを刻銘に語ってくれました。
事業の成功により、天狗になり、やがて心の病気であることが家族によって気づかされます。天狗になっている、心の病気になっている、この事に本人はまったく気が付いていません。同じ経験をしている他の講話者も同じですが、これに気づかされるのは、いつも身近にいる家族であったり友人であったり、仕事の仲間であったりします。不思議なようでそれは必然なのかもしれませんね。
また、人生は神の演劇、その主役は己自身である ・・・。正直言って私にはまだピンときませんが、ある程度決められた人生であっても、自分の考え方次第で前向きな努力をすれば修正が出来ると思っています。
彼の話は受講者全員の心にしみ込んだのではないかと思います。
彼の話を聞いて改めて気づかされた事がたくさんありました。自分に正直になり、心をさらけ出す事も必要かもしれませんね。その時、必ずその事に気づいてくれる人が身近にいる気がします。磐田倫理法人会もそのひとつであることを望みます。