「なるほど・・・」
「また、学習と普及とは別だと考える人にとっては、普及活動のことばかり言われるのは心外だと思います。しかし「普及など必要ない」とか「もっと学習の段階が進んでから普及しよう」という考えは、倫理運動の主旨に沿うものではありません。」
よし、それでは単刀直入に聞いてみよう。
「では、普及を推奨する第一の理由はなんですか?ずばりお答えください。」
「普及を推進する第一の理由は、それが当会の使命だからです。母体である倫理研究所という団体の性格上、賛同者を増大せしめることは設立の目的でもあります。実践手帳の16P『この法人は、倫理の研究ならびに実践・普及により、生活の改善、道義の昂揚、文化の発展を図り、もって民族の繁栄と人類の平和に資することを目的とする。』そして よいことは他人に進める。「よいこと」は人にすすめ、世に広めるべきだからです。これが実は最も本質的な普及の理由といえます。そのことについて丸山竹秋二代目が説いています。」