あっという間の40分でした。山下様のご講話を拝聴できたこと、オーラを感じることがでたことに感謝いたしております。素敵なご講話をありがとうございました。
「華やかで、はつらつとされた女性。」これが私の感じた山下様の第一印象でした。山下様が、ご自身の第一印象をお尋ねになった後、「なぜ、そう思いましたか?」という質問をなさった時、その「なぜ」を究めれば、第一印象は、自分の思うとおりにコントロールできるのかもしれないと気づきました。ご講話の中で紹介された「メラビアンの法則」については聞いたことがありましたが、私が実際に気にかけていたことといえば、服装を整える、声のトーンに気をつける、言葉に気を遣うという、という程度の具体性のないおおまかな感覚で、単に相手に不快感を与えないための指針として使っていた知識でした。しかし、さらに踏み込んで、ただ不快感を与えないというだけでなく、自分についてどういう印象を持ってもらいたいのかまで追求しようと考えた時、相手の方にどういう情報を目から入れてもらうか、どんな声を発するのか、どんな言葉を掛けるのか、自分の取るべき選択肢が見つかっていくのかなと思いました。
ご講話のテーマであった「挨拶」についても、とても勉強になりました。改めて、その語源から教えていただけたことは新鮮でした。挨拶の語源は「一挨一拶」という禅問答の言葉で、その意味は、「挨=心を開いて、拶=相手に歩み寄る」であり、これを自分から相手より先に行うことが大切であるとのお話でした。まさに、挨拶の神髄だと思いました。自分の挨拶は、本来の挨拶の形と近いものになっているだろうかと考えさせられました。
笑顔の練習とお辞儀の練習も、改めて学んでみると、大変勉強になりました。特に、目を笑わせるためには口が連動していて、口角を上げなくては、目は笑わないということを、あのように実践して、なるほど、と感動しました。後から自宅でもチャレンジしてみましたが、目を動かさなくても口角を上げることはできますが、やはり、目を笑わせるためには口角はどうしても上げなくてはなりません。今更ながらの驚きでした。
最後に「当たり前のことをきちんと継続して行う」ことが、価値ある事との結びの言葉をいただきました。個人的なことで恐縮ですが、自分の気持ちが乗っている時、乗っていない時で、声のトーンも変われば、朝の苦手な私は、朝は体が重くて声も出ません。しかし、相手には、そんな私の内側のコンディションは分かりませんし、関係のないことです。見えること、聞こえること以外の情報は、相手には伝わりません。どんな挨拶をするかで、好意的なのか、いい人そうなのか、近づいていい人なのか、様々な判断をされてしまい、そして、その下された判断は、自分の意図していたことと異なってしまっているかもしれません。その結果、山下様のおっしゃったとおり、初対面の方がお相手の場合は特に、挨拶の後も自分に時間を割いてもらえるか否かは、最初の挨拶までの7秒程度で決まってしまうでしょう。
どんな服装でどんなものを身に着け、どんな表情をし、どんな声で話し掛け、挨拶をするのかは、自分の好みや自分のコンディションに任せた自分本位ではなく、相手に心地よく、相手が心を開いてくれるような相手本位の選択をすることで、素敵な人間関係が築けるのではないかと思いました。
拙い感想で申し訳ございません。大変貴重なご講話をありがとうございました。