第一 新世の発見 「常に正しい」

 この新しい絶対倫理は、何時、何処で、誰が行なっても、常に正しい、皆幸福になれる「万人幸福の道」であります。これをつづめてみると、

  明 朗  ほがらか
  愛 和  なかよく
  起 動  よろこんではたらく

ことの三つであり、今一歩推し進めてみますと、

  純 情  すなお

 の一つになります。ふんわりとやわらかで、なんのこだわりも不足もなく、澄みきった張りきった心、これを持ち続けることであります。
 今この「すなおな心」を、日常生活の一つ一つにあてはめて、わかり易く実行し易い、十七箇条の標語にまとめました。中には古人の金言もあります。真理は常に新しくて古い。また恩師より賜った教訓もあります。中には常識をかけはなれた耳新しいこともあり、表しにくいために、たとえをもってしたものもあります。すべて無条件に、このまま実行していただきたい。そこには必ず新しいよい結果が現われます。思いもよらぬ幸福な環境が開けてまいります。
 これを実行しつづけていますと、世の中は、こんなに楽しいものか、「悩みの人生」などというのは何という考えちがいだろうと、つくづく悟らされて来ます。実に人の世の中は、美しさに光っており、喜びで一ぱいになった楽土であります。おもしろい、おかしい筋書きの演劇を、地球を舞台にし、大空をバックにして演出している大きい大きい劇団であることに気がつきます。しかも、自分自身がその主役となって、光栄の一生をおどりぬいているのです。

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