私共はこうして、苦しみに出あっては、正しい道に引きかえしますので、心が朗らかで、いつも安心して暮らせるだけではありません。正しい生活につれて、当然集まる豊かな物質、明るい環境、おおらかな健康とを身一ぱいにうけて、喜びの日々を送っております。
この暮らし方こそ、天地をつらぬく「万人幸福の倫理」であります。この倫理の樹立と実践によって、すべての文化が、科学が人のために生きてきます。倫理研究所は、まず雑誌『新世』によって、月々これを世にお知らせし、会友諸氏の生きた実践体験を発表いたしまして、お互いに相励まし、相助けて、地上に平和の楽土をつくり出そうと一生けんめいです。
この倫理は、宗教でも思想運動でも、空想でも理論でもありません。皆さんは、まずこれをよんで、理屈なしに行って下さい。きっと変った結果が出て来ます。実験されて、正しい事がおわかりになれば、隣人に知らせ、知人に伝えて、一人でも多く『新世』の愛読者を得て、新しい世、喜びの世の中を生み出すことに力をあわせていただきたい。
以下、万人幸福の栞十七箇条の説明を申上げましょう。