僕は前日から共に御食事をさせて頂き、その時の話とお持ち頂いた資料に感動しての朝の講話だったので、講話でお話しした内容が結びつくと前夜を思い出し、目頭が熱くなってしまいました。
それにしても板津さんの初めての講話!完璧です!話急がず、丁寧に御父様の生き様を語って頂きました。実際に御父様の偉業を話すとなれば、24時間話してもエピソードは尽きないのではないのでしょうか!だって前夜2時間半も語りつくしても内容が1割にみたないのではないのでしょうか!ここで僕が前夜板津さんと語った感想を述べてしまうと今度板津さんが来た時に会員さんの楽しみを奪ってしまうので、感想という感想を書けれないのが悔しいです。実はこの文章HPにアップされまして皆が見てしまうのです。なので今回のこの内容での御手紙お許しください。
板津さんの話を聴いて、戦争繋がりでこんな話を思い出したんです。子供の頃「宇宙戦艦ヤマト」ってあったじゃないですか・・・あれカッコよくてプラモデルとか作ったり夢中でテレビや映画を見に行きました。確かストーリーはガラミス星という星が何かの理由で滅亡しかかっていたので、そこの住人が人類を滅ぼし地球に移住を考えていたが、ヤマトの活躍で逆にガラミス星が滅亡してしまう!って話だったと思います。僕はこの「宇宙戦艦ヤマト」の壮大なスケールに魅了され当時、「また戦争でも起きないかな~!」なんてバカな事を考えていた子供だったんですが、最終回近くになってガラミス星を滅ぼした時に主役の古代進という青年が発した言葉で今でも衝撃的に心に残っている言葉があるのです。「地球人もガラミス人も幸せに暮らしたいという気持ちに変わりはない・・・。なのに我々は戦ってしまった、我々が本当にしなければいけないことは戦う事ではなくて、愛し合う事だったんだ。勝利なんてクソくらえだー!」と古代進は廃墟となったガラミス星を見て言うのです。僕はヤマトはヒーロー!顔の青いガラミス人は悪い人。とそんな図式が固定観念としてあったので、古代進の言葉にはビックリしました。小学生の僕は「愛」って良く解らなかったので、それは波動砲よりも凄いミサイルなんだと思っていました。今思うと「宇宙戦艦ヤマト」って反戦のアニメだったんだ。第二次世界大戦の敗戦で学んだことを忘れかけている大人達に作者の松本零士さんは子供でも大人でも楽しめるアニメを制作して訴えてきたんだ。という事が大人になるにつれて解ってきたのです。板津さんも話の合間に常に言ってましたよね。
「特攻は綺麗なモノじゃない。美的にしてはダメなんだ!」事実を正面から受け止めた御父様からのメッセージをそのままに伝え、傷はキズとして刻まなければならず、そのキズの上に僕たちがいることを忘れてはいけない。板津さんと松本零士さんが重なりました。領土だったり、資源だったり、貿易権だったり、人間はそんなくだらないものの為に尊い命を失う戦争を繰り返してきました。相手が違う思想(宗教)を持っているだけで憎み合う・・・。戦争なんて大きな争いの話でなく、身近な人間関係も同じですよね。「人は自分と違って当たり前」と認めることで争い事はなくなります。倫理の憲章で出てくる最後の言葉に「人を愛して争わず互いの繁栄を願います。」とあります、ヤマトの古代進が言っている事と同じなんです。
「戦う事ではなくて愛し合う事ですべては解決する。」「非戦」は、あらゆる人間関係で使える解決策なのに・・・!板津さん!御父様が残してくれた魂のDNAを引き継いでくれたことに、まずもって会を代表して、いや戦争を知らない者の代表として感謝いたしております。だから歌わせ下さい「1036名ノマーチ」を・・・!『♪そうだ嬉しいんだ生きる喜びたとえ胸の傷が痛んでもああ1036名優しい君はいけ!皆の夢守るため!なにが君の幸せ?何をして喜ぶ?わからないまま終わるそんなの嫌だ!忘れないで夢をこぼさないで涙だから君は飛ぶんだどこまでも!そうだ恐れないで皆のために愛と勇気だけが友達さああ1036名優しい君はいけ!皆の夢守るため!』落としどころが解らず不時着した手紙をお許しください。
次回御逢い出来ること楽しみにしています。
板津さん有難うございました。
鈴木博久